つづれ織りができるまで

つづれ織りとは

「つづれ織り」は右の写真にあるように畳み1畳ぐらいの大きさの織り機で織ります。
織り機に縦糸を張り、足元にある2本踏み木を交互に踏んで、縦糸一本づつ交互に上下させてその間に横糸を通して織り上げていきます。
柄の部分は下絵を縦糸の下に当てて、その下絵に合わせて横糸を通し織り上げていくのですが、そこが織り手の表現力や技術力を問われるところです。
手織りつづれ」の特徴は、縦糸に通常白糸を使用します。横糸は織りたい色に合わせて染められた糸を使って、地や柄を織り上げて作品を表現していきます。したがって「手織りつづれ」は、織り上がった作品の生地のおもて面には横糸しか見えず、横糸が縦糸を包み込んでいます。
また原料の糸は全て「正絹」を使用していますので、生地は革製品に引けをとらない程、丈夫で手触りもよく深みのある表面になります。.

縦糸作りから製品が出来るまで

縦糸作り
縦糸は右図のような用具を使って、織り上げる製品の幅に合わせて縦糸の本数を決めます。(幅1寸で縦糸約55本)
出来上がった縦糸は織り機の前方にあるドラムに巻き取り、1本1本「機と筬」を通して手前のドラムに貼り付けます。
横糸作り
横糸は出来上がった製品の地色や柄色を決定する糸です。
横糸は右図のような糸巻き機を使って細い管に横糸を巻き取っていきます。
踏み木織り前縦糸と横糸の準備が出来たら織り作業に入ります。
下左図のような足元の2本の踏み木を交互に踏み、縦糸を交互に上下させてその間に横糸を下右図のように通して織っていきます。
爪織り細かい図柄は下図のように爪を使って横糸を縦糸に織り込んでいきます。この時の横糸を通す角度と引っ張り具合で歪みが出来たり膨らみが出来たりします。
柄の部分は、縦糸の下にセットした下絵に合わせて専用の櫛や爪で横糸をかき寄せて織り上げていきます。柄によっては一日に数センチしか織れないこともあります。織り上がった生地の表にも裏にも同じように柄が織り込まれていきます。